ヒルバーグ「ウナ」シンプル&タフで理想的なソロテント!

衣・食・住を背負って歩き、薄い天幕のみで隔てた空の下で寝起きする「テント泊縦走」は、山旅のロマンあるスタイル。

たかはし昇一もこのスタイルが大好きで、北アルプスの表銀座裏銀座雲ノ平などなど多くの山行を重ねてきました。

テント=天幕」は木や金属の骨組みと布地を組み立ててつくる簡易的な住居で、設営・解体が簡単にできるのが特徴。

遊牧民狩猟民族も古くから使用していて、なんと旧約聖書「出エジプト記」にもテントの描写があります。

そんな歴史あるテントですが、登山用の「山岳テント」は極限の軽量性耐候性を追求したアイテム。

近年は最新素材テクノロジーのおかげで、軽さ強さコンパクト性の進化が目覚ましいですよね!

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●ヒルバーグ「ウナ」ソロテントとして理想的な7つの理由!

テントに求める条件はひとそれぞれで山行スタイル趣味嗜好が大きく影響しますが、基本的な要素は3つではないでしょうか。

  1. 自立式 or 非自立式
  2. シングルウォール or ダブルウォール
  3. ディティール

金額的にそこそこ大きな買い物になるので、メーカーモデルをチョイスすべきかとても悩みますよね。それがまた楽しいひとときなんですが。

山行内容シーズンによって最適なテントを使い分けるのもひとつの案ですが、ぼくはすべての山行オールシーズン、「ヒルバーグ」の 「ウナ(サンド)」でテント泊を満喫してます。


※公式サイト:ヒルバーグ「ウナ(サンド)」

ヒルバーグ のラインナップのなかでは地味な印象のテントだと思います。

ヒルバーグのソロテントなら自立式の「ソウロ」か非自立式の「アクト」が有名。


※ 公式サイト:ヒルバーグ「ソウロ(レッド)」


※ 公式サイト:ヒルバーグ「アクト(グリーン)」

ペアでのテント泊も想定するなら「アラック」も人気があります。


※ 公式サイト:ヒルバーグ「アラック(サンド)」

ヒルバーグは1971年スウェーデンで生まれたエクスペディションテントブランド。北欧の寒冷で過酷な環境に育まれました。

信頼性適応性使いやすさ耐久性快適さ軽さにこだわり、材料品質ディティールにいっさい妥協しないのが信条。

そんな最高スペックのテントは価格もラグジュアリーで、日本のアウトドア界においては「リッチなテント」という位置づけですよね。

これまでいくつものテント遍歴を経て、ぼくにとってヒルバーグ・ウナが理想的なソロテントである理由は7つです。

  1. ストイックな「ソロ用」で省スペース!
  2. 「自立式」だから設置コンディションを選ばない!
  3. 快適な「ダブルウォール」でノンストレス!
  4. ダブルウォールなのに「一体構造」で簡単設営!
  5. ノーメッシュの「オールシーズンモデル」で全天候対応!
  6. 「フルオープン可能」な「長辺側出入口」の開放感がすごい!
  7. 「デザイン」「カラー」が美しくてテンションが上がる!

①ストイックな「ソロ用」で省スペース!

「ウナ」とはスカンジナビア北部に住むサーミ人の言葉で「小さい」を意味するそうです。

そのネーミングのとおりウナはソロテントのというコンセプトが明確で、サイズは短辺110cm×長辺230cm×高さ100cm

※ 出典元:ヒルバーグ公式サイト

日本を代表するテントメーカー「アライテント」の代表モデル「トレックライズ1」は、短辺110cm×長辺210cm×高さ105cm

ウナは海外メーカーのテントですが、日本メーカーのソロテントとほぼ同等の大きさ。外国人は日本人より身長が高い傾向にあるからか、長辺には20cmの差があります。

ソロでのテント泊が前提でも、あえて少し大きめのテントをチョイスすることで居住性が良くなりますし、ペアでも使用可能と汎用性も高まります。

でもぼくは混んだテント場で必要以上の幕営面積を占領したくありませんし、逆にせまい場所でも設営可能小さいテントが好みです。

ソロ登山はあまり推奨されないスタイルですが、じぶんの責任において計画・行動することで山旅の感動はより深くなりますよね。

②「自立式」だから設置コンディションを選ばない!

テントはペグダウンしてしっかり固定するのが基本ですが、地面のコンディションによってはそれが難しいケースも。

北アルプスのテント場なんて、ペグの刺さるやわらかい地面は少なくほとんどが硬い岩

非自立式」のテントはとても軽量だったり自由度が高いメリットがあるのですが、ペグダウンができないと設営ができない構造上のデメリットがあります。

ウナはペグダウンをしなくても設営可能な「自立式」なので、岩場・せまい尾根・密集した森林など、ほぼどこでも簡単に設営可能

はじめて行く場所で地面のコンディションがわからなかったり、設営場所が選べないようなケースでも心配不要で安心です。

③快適な「ダブルウォール」でノンストレス!

※出典元:モンベル公式サイト

ダブルウォール」のテントは結露の影響が少なくて前室があるのが特長。「シングルウォール」だとフライシートがないぶん軽量コンパクト設営が簡単です。

ダブルウォールでも結露は発生するのですが、フラシートに付くため室内への影響は比較的少ないです。

ぼくはモンベルのシングルウォールシェルター、「U.L.ドームシェルター 1型」をメインにテント泊をしていた時期もあります。

たしかに軽量コンパクト設営は簡単なのですが、高温多湿な日本は結露が多くなりがちなので、基本的にシングルウォールは不向きであることを実感しました。

結露でびっしょり濡れた壁面シュラフや装備がつかないよう気を張るのは相当のストレスになります。

※「U.L.ドームシェルター 1型」の壁面についた結露

※「U.L.ドームシェルター 1型」の天井・ポールについた結露

天候を選ぶのも難点ですね。

1泊2日など短い日程で好天がつづく確証があれば安心して使えますが、山行の日程が長くなればなるほど天候は読みづらくなるもの。

スリリングな強風下不安な夜を過ごしたこともあります。

雪山のような過酷な山行での愛用者は多いようですが、高山でも3シーズン限定で快適なテント泊をしたいならやはりダブルウォールでしょう。

④ダブルウォールなのに「一体構造」で簡単設営!

ウナはダブルウォールにも関わらず、シングルウォールの特徴である「簡単な設営」を実現してます。

※ 出典元:ヒルバーグ公式サイト

普通のダブルウォールだと、設営時はインナーテントを張る→フライシートを被せる、撤収時もフライシートをとる→インナーテントをたたむという2アクションが必要

ウナはインナーテントとフライシートが一体の構造なので、ポールを通す・抜く1アクションテント設営・撤収が完了。シンプルな仕組みながらナイスアイディアですね。

インナーテントとフライシートはリングで結合されているだけなので、必要に応じた取りはずしも容易インナーテントを濡らさないよう別々の収納も可能です。

※ 出典元:ヒルバーグ公式サイト

⑤ノーメッシュの「オールシーズンモデル」で全天候対応!

ヒルバーグ はテントの能力をわかりやすく示すために、テントを「5つのレーベル」によって分類するレーベルシステムを採用しています。

※ 出典元:ヒルバーグ公式サイト

ウナは「レッドレーベル」に分類されていて、あらゆる季節に対応する耐久性と安定性を備えつつ軽量であることも重視された全天候対応のオールシーズンモデルです。

イエローレーベル」には、ウナをベースに300g程度の軽量化がされた「ニアック」というモデルがラインナップされています。


※公式サイト:ヒルバーグ「ニアック(グリーン)」

購入時、ウナかニアックかで最後まで迷いましたが、ぼくは過去メッシュインナーテントで寒くて寝れなかった経験があるんですよね。

より軽量なニアックも魅力的ですが、基本的に温暖な環境での使用が前提なので、寒冷な環境では特徴である優秀な換気性能があだになります。

低地キャンプなら快適でしょうが、北アルプスのような高山は真夏でも氷点下まで冷え込むこともよくありますからね。

またメッシュ部分からはフライシートについた結露が室内に入ってきてしまうので、ダブルウォールであるメリットも活かしきれません。

⑥「フルオープン可能」な「長辺側出入口」の開放感がすごい!

ウナはフライシートもインナー部分もたくし上げてフルオープン状態にすることが可能。真夏・日中のテントサイトでも、陽射しを避けつつバツグンの風通しで快適に過ごせますよ。

テントの中から雄大な景色を眺めながら、コーヒーやお酒を飲んでのんびりと過ごす…この開放感がすばらしくて、とても幸せなひとときです。

出入口ついては短辺派長辺派に分かれるところですが、個人的には開放感と出入りのしやすさから長辺側にあるのが好みです。

⑦「デザイン」「カラー」が美しくてテンションが上がる!

テントは移動式の簡易的な住居。ときに過酷な自然のなかで、雨風をしのいで休息できる「機能」を追求すべき。

…なんですが、ぼくにとって登山は「趣味」でありテントは「楽しい登山を演出するツール」でもあります。

せっかくそれなりに重い装備をかついで行くわけですから、テントはなんど見てもテンションの上がるデザイン・カラーのものがいいですよね。

ウナはシンプルなデザイン華美な装飾もありませんが、機能美を追求した独特の美しさがあります。

※北アルプス「白馬大池山荘」のテント場

※東京・雲取山「三条の湯」のテント場

サンドカラーは、明るめのブラウンで自然にとけこむ落ち着いた色味。山岳テントはレッド・オレンジ・グリーンなど派手目のカラーが多いので、他のテントとあまり被らないのもグッドです。

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●ヒルバーグ「ウナ」3つの弱点に対する個人的考察!

ぼくにとってウナは理想的なソロテント。ほかのテントとの比較で認めなければならない3つの弱点がありますが、個人的にはまったく問題ないです。

  1. 「前室がせまい」けど、必要最低限でむしろ嬉しい!
  2. 「ウルトラライト」でないのは、妥協なき品質の証し!
  3. 「パッキングサイズが大きい」のはサイズ表記とスタッフバッグの違い!

①「前室がせまい」けど、必要最低限でむしろ嬉しい!

テントに広い前室って必要なんでしょうか?

ぼくは「前室=土間」の広さにはこだわりがないんですよね。広い前室をつくるにはそのための広い幕営面積が必要になるので、むしろ必要最低限なのが嬉しいです。

ウナは前室がないと勘違いされがちですが、出入口部分のフライシートをペグダウンすればシューズを置くぐらいのスペースは確保可能。

それにインナーの一部をはずすことでフライシート内の地面を露出させることも可能なので、テント内に調理スペースぐらいはつくることができます。

※ 出典元:ヒルバーグ公式サイト

ぼくの場合はシューズ以外のすべての荷物がウナの室内に収まってしまいますが、状況に応じて前室の有無をチョイスしたり土間をつくることのできる柔軟な設計がすばらしい!

②「ウルトラライト」でないのは、妥協なき品質の証し!

ウナはカタログスペックで最小重量およそ2.0kg。ほぼ同サイズのアライテント・トレックライズ1の最小重量が約1.5kgなので500gも重いことになります。

1kg以下のテントやシェルターが存在することを考えると、ウナはウルトラライトどころかヘビー級の分類で嫌厭されてしまうかも知れませんね。

登山において「軽さは正義」と言われますが、軽さを追求した製品はそれと引きかえに何かを犠牲にしています。

ウナがシンプルな構造に関わらずそれなりの重量なのは、ヒルバーグが信頼性適応性耐久性などにこだわり、材料品質ディティールにいっさい妥協していないから。

※ 出典元:ヒルバーグ公式サイト

※ 出典元:ヒルバーグ公式サイト

※ 出典元:ヒルバーグ公式サイト

とくに軽さと強度がトレードオフの関係にあることを理解しておかないと、ときとして直面する過酷な状況想定外の事態に対応できません。

登山における軽量化は重要なファクターであり永遠のテーマですが、テント泊装備を担いで歩ける体力づくりと、その体力をいつまでもキープすることの方がずっと大事ではないでしょうか?

③「パッキングサイズが大きい」のはサイズ表記とスタッフバッグの違い!

アライテント・トレックサイズ1の収納サイズは最小で14φ×30cm、それに対してウナの収納サイズは15φ×50cm長辺サイズがほぼ2倍

ウナに限らずヒルバーグのテントはパッキングサイズが大きいので、実物を手にするとちょっと尻込みしてしまうと思いますが、留意点が2つあります。

  1. ウナのサイズ表記はポールを同梱する前提
  2. ウナはスタッフバッグのサイズにゆとりがある

ウナの収納サイズ15φ×50cmはスタッフバッグにポールも同梱する前提でのサイズ表記。同じ条件であれば、トレックライズ1の収納サイズもφ14×42cmなのでほぼ同じ

ポールを同梱しなければ、写真のように15φ×35cm程度になりますし、圧縮すればさらにコンパクトにすることも可能です。

また日本テントメーカーのスタッフサックは、撤収時の収納に苦労するぐらいタイトなサイズ設計になっていますよね。

ヒルバーグのような海外テントメーカーのスタッフサックサイズにゆとりがあって収納が楽です。ざっくり収納して、パッキングしながら圧縮する方が合理的だと思います。

パーツごとに重量を実測した結果(スタッフサック込み)も記載しておきます!

  • (右)本体:1,631g
  • (中)ポール:466g
  • (左)フットプリント:329g
  • (下)ペグ:155g

トータル:2,581g

カタログスペックの「最小重量」である約2.0kgは、本体+ポール=2,097gですのでほぼイコールですね。

●ヒルバーグ「ウナ」少しでもリーズナブルに購入するには?

初回の購入費用だけで考えると、テントは高い買い物に感じますが、ほんの数万円で山中での自由な空間を得る権利が手にはいるわけですし、山小屋に数泊する費用でペイできてしまいます。

ただ、ウナの販売価格は定価だとおよそ10万円とトップクラス!

しっかりした国産テントが2つは買える値段なので、さすがにぼくも1年ほど悩みに悩んだ末の購入だったわけですが…まったく後悔はないです。

やはり「いいものはいい」。山でテント泊をすることが以前よりさらに楽しくなりましたからね。

とはいえ購入費用は少しでもリーズナブルにおさえたいのが正直なところ。申し訳ないと思いつつも公式サイトからは買いませんでした。

Amazon・楽天市場などの競合ECとも比較し、検討を重ねた結果…こちらのサイトで購入!

※Yahoo!ショッピング:ヒルバーグ「ウナ」専用フットプリント付き

ヒルバーグの本国スウェーデンから直接仕入れを行っているとのことで、価格はリーズナブルですが品質も安心です。

ぼくはYahoo!ショッピングの定期イベントにもなっているYahoo!プレミアム会員限定「掲載ストア対象ポイント10倍キャンペーン」も活用。

キャンペーンでの獲得ポイントなど考慮すると、定価およそ10万円のウナが「フットプリント付き」でなんと7万円代でした!

Yahoo!プレミアム」の会員限定という条件はありますが、もし会員であれば断然おトクですね。

ポイント10倍キャンペーンは「不定期開催」とうたわれているものの、実際のところはほぼ毎月の開催。キャンペーンが開催されたら、対象ストア・商品でないか要チェック

プレミアム会員・ポイント10倍キャンペーン対象でなくとも、毎月5日・15日・25日「5の付く日はTポイント合計5倍」キャンペーンを利用すれば高額ポイントがゲットできます。

テント本体購入者限定オプションとして「メッシュインナー」も定価19%オフになるので、温暖な気候環境での使用も見越すなら合わせ買いが吉ですね。

こちらのサイトでは、利益度外視赤字覚悟で「良いものを少しでも安くご提供し、購入された方が喜んで頂けるのをモットーにしております」とのこと。

品切れになってしまうことも多いようなので、タイミングよく手に入れることができたことに「運命」を感じてしまいます。

ぼくはヒルバーグの「ウナ(サンド)」を小さな相棒として、これからも山旅を軽快に楽しんでいきます!

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ABOUTこの記事をかいた人

たかはし昇一

30歳から3つの「と」(投資・登山・トレーニング)を習慣にしたら人生が変わった金融系サラリーマン!1985年生まれ、東京都23区内在住です。2034年までに金融資産3,000万円の「アッパーマス層」になります!「収入を増やす」「支出を減らす」「投資で増やす」をコツコツ実践中!